忍者ブログ
日々の日記やサイトの状況など
| Admin | Write | Comment |
本棚
ボカロ

お気に入り2
by ラント
ブログ内検索
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サイトにupするつもりはないけど。
 衝動に駆られて書いた妄想の塊を消費するために。

ココに置いちゃおう。


そんな安易な考えで置かれた、夢小説【書き溜め】。






夢小説【書き溜め】
逆転裁判 中編
 『恋い仕方』 相手:御剣怜侍
主人公の名前は「夕実」

読みたい人は続きをドウゾ。

「御剣検事、本当に有難う御座います。」
「いや、君が頑張ったからだよ。」
「そんな、私だけじゃとても…」

司法試験合格の通知を握り締める。
そんな彼女の姿を見て微笑んでいる彼。

「謙遜する必要はないよ。君が頑張ったのは私が一番知っている。」

そう、だれよりも。
彼女が司法試験を受けると知った時から、敵で弁護士である成歩道のもとで働いている彼女に会いに行き。
試験勉強を教えるという口実で、休日に二人きりであったりもした。
彼女が目指すのは弁護しか、それとも検事かわからなかったが、彼女が頑張っているのには代わりがなく。
それを一番近くで見れることが何よりも嬉しかった。

「あ、あの。」

見れば彼女は俯いて、頬を赤く染めている。

「なんだ。」
「私、好きです。御剣検事のことが好きです。」

突然の告白。
頭の中が真っ白になる。なにも考えられない。
どんな状況下の法廷でもありえないことなのに、彼女は意図も簡単に私を不能にさせる。
そうして、やっとで出来た言葉は。

「君の年の子から見ると、年上がよく見えるらしい。」

って、違う。そうじゃなくって。

「・・・・・。」

サッと瞳を曇らす。
違う、こんなことが言いたいのではなくて。

「だから、夕実君のそれもただの憧れだよ。」

違う。私も彼女のことが好きで、でも・・・。
心配だった。私と彼女の間は開きすぎていて。
どんなに近づいても、歳だけはどうしようもなくて。

「そう、ですね。」
「あぁ。」
「そうかもしれません。ごめんなさい。急に変なことを…」

彼女はしょんぼりと肩を落とす。

「御剣検事!ここまででいいです。」

渋滞、赤信号で当分動きそうにないこの車の中で彼女は言った。

「しかし、駅はまだ」
「いいです。少し、歩きたいんです。」
「・・・そうか。」
「はい。今日は本当に有難う御座いました。」
「あぁ。」
「おやすみなさい。」

車を降りた彼女は、丁寧にお辞儀をして私の視界から消えた。

拍手

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
≪ Back  │HOME│  Next ≫

[39] [38] [37] [36] [35] [34] [33] [32] [31] [30] [29]

Copyright c 柳暗花明 …日々ゴト…。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]